日本発のAgriTechで、世界共通の農業課題に取り組む~inaho(2)
従来、農家の設備投資は非常に高額だったため、新規参入や後継者問題の高いハードルとなっていました。従量課金型のビジネスモデル(RaaS)を採用した自動野菜収穫ロボットを利用することで生産面積を広げて利益を生むことができ、農家の可能性も広がるとinaho株式会社 代表取締役 菱木豊さんは語ります。
生産面積を増やし、農家の利益が出る未来に
農家からのニーズは非常に強いと感じています。収穫は肉体的な痛みも多く、人手不足もあり、切実です。農業従事者の平均年齢は67歳で、49歳以下は10%しかいません。また、施設栽培、ビニールハウスの栽培は、15年以上生産面積が横ばいです。つまりテクノロジーは何も...