家族内でお金や生活全般の情報を効率的に共有できる“家族向けスーパーアプリ”を提供~ファミリーテック(前編)
共働き世帯の増加や家族の形態が多様化し、複数人でお金を管理して生活するのが当たり前になってきています。ところが、日本の金融サービスのほとんどが個人単位で提供されているため、家族間での金銭のやりとりや確認作業が必要になる場面が少なくありません。こうした問題を解決するための“家族口座”アプリ「ファミリーバンク」を提供しているファミリーテックの代表取締役兼最高技術責任者の中村貴一さんに、起業までの経緯と今後の展望を伺いました。
コミュニティー向けのウォレットサービスから「家族」のニーズを見いだす
中村さんは大学卒業後、システム開発の会社にエンジニアとして就職しました。その後、ITベンチャーを経...