フレンチのミシュラン星付きレストランで調理経験を積んだシェフが監修する冷凍弁当をはじめ、全国各地から厳選した冷凍グルメを取り揃えるECサイトを展開し、品質と利便性を両立させたサービスを提供しているのが株式会社DELIPICKSです。弁当だけでも130種類以上を提供し、冷凍食品のECプラットフォームとして人気を集めています。同社代表取締役CEOの諸石悠実さんに、事業の詳細と今後の展望について伺いました。

簡単な質問に答えるだけで、その人に合った商品を提案

DELIPICKSは、冷凍弁当や冷凍グルメなど200種類以上の中から、自分の好みに合った商品を選べるサブスクリプション型のECサービスを展開しています。「食事をもっと自由に」をミッションに掲げ、業界最多の商品数を誇る冷凍食品のECプラットフォームです。

レストランで食べるようなフレンチを家庭で味わえることは、日常に特別感をもたらします。また、好みの味付けや苦手な食材、摂りたい栄養素などを入力するだけで、その人に合った商品が提案されるアルゴリズムも開発しています。

諸石さんは、筋トレでタンパク質を摂りたい人や、時短でおいしいものを食べたい人、健康的にダイエットしたい人など、食のニーズは実に多様だと指摘します。しかし市場には、大量生産された画一的な商品がほとんどで、多くの人が本当に求める食に出会えていないのが現状です。そうした課題を解決しようと、この仕組みを変えることを目指したのが、事業の出発点でした。

自由なバリューチェーンの構築へ

DELIPICKSが掲げるミッション「食事をもっと自由に」には、利用者が自由な食体験を楽しめることに加え、柔軟で多様なバリューチェーンを構築するという意味も込められています。現在、チルド食品の製造工場は大規模集中化が進み、コンビニのベンダーが巨大化したことで、小規模工場は供給量の確保が難しくなっています。

こうした状況の中、地場工場の倒産が相次ぐ一方で、アイドルタイムを活用でき、フードロスも抑えやすい冷凍食品産業に注目が集まっています。DELIPICKSは、参入を希望するサプライヤーに遊休設備での多品種少量生産を促し、求める消費者へ届けることで、双方にメリットのあるプラットフォームを築いています。

今後は「作りたい人」と「作れる人」をつなぐ事業の拡大を図ります。国内に持つ工場ネットワークを活かして、商社やメーカー向けのサービス提供も計画中です。さらに、日本の食文化を世界に広めるべく、海外展開も視野に入れています。

トップクラスのシェフのアイデアとお客様の意見を融合

DELIPICKSのメニュー開発を手がけているのは、フレンチのミシュラン星付きレストランで調理経験を積み、東京・青山の一つ星レストランやフランスでの修業経験を持つシェフです。このようなトップクラスのシェフがメニュー開発に携わる冷凍グルメのECサービスは、業界でもDELIPICKSが初めてだといいます。

諸石さんは、「シェフが作りたいものを作らないと面白くないと思います」といいます。シェフは新しい味との出会いや、食の楽しさを提供したいという想いを持って開発に取り組んでいます。その上で、プロの料理人による創造性あふれるアイデアと、利用者からのフィードバックを融合させることで、商品づくりを進めています。プロダクトアウトとマーケットインの両方の視点を活かしていることが、人気メニュー開発の秘訣となっているのです。

誰もが自分が本当に好きな食生活を送れる世の中に

諸石さんが目指すのは「サステナブルな食社会」です。日本の食文化を支えてきた職人や技術者のノウハウを、DELIPICKSが現代の仕組みの中で活かし発展させていくことで、消費者が本当に求める商品に出会える。そんな循環が生まれれば、持続可能な社会にもつながっていくといいます。

諸石さんは、冷凍食品が「手抜き」や「妥協」の象徴ではなく、「DELIPICKSが食べられるなんて、なんていい暮らしなんだ」と誇れるような未来を思い描いています。業界の仕組みを根本から変革しながら、同社が届けたいのは「自由」です。ここでいう自由とは、義務や制約から解放されること。誰もが、自分の本当に好きな食生活を選び、楽しく、健康的に生きることが当たり前になる社会を目指しています。

DELIPICKSのサブスクリプションは、忙しい人、子育て中の家族、高齢者世帯など、さまざまな人に「食の自由」を届けています。買い物や調理、片づけの負担を軽減することで、心と体にゆとりを生み、家族との時間や自分のための時間を大切にできる。その積み重ねが、人々の生活に幸せと希望をもたらしています。

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